386煙アンプ 電源研究編 第2回 ACアダプタ電源

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386煙アンプ 電源研究編  第2回 ACアダプタ電源

第1回の研究で、電池の種類や電圧で音が変わることが判明。

ダイソーで2本100円の006P電池を見かけなくなったこともあり、

ACアダプタにより、家庭用100V電源でアンプを鳴らす研究です。

 

ACアダプタ

 

写真は省略

黒いヤツです。

携帯電話の充電器やゲーム機やプリンタや・・

あらゆるところにあると思います。

我が家では捨てずに取ってあるので

結構ゴロゴロしてます。

黒い物体にケーブルがついてる

コンセントに挿すやつです。

 

前回の研究でアンプの電流は100mA程度。

よって、

500mA程度以上のACアダプタで実験。

 

秘密兵器

 

 IC.jpg

 ACアダプタの出力を直接アンプにつないでもt

いいんでしょうが、

 

電圧を変更したり、安定化?してくれるという

3端子レギュレータを

使ってみます。

左は9Vをつくってくれる。78M09A

右は電圧調整可能らしい、LM317T

 

一度使ってみたかったんです(笑)

まずは9V版

 

s_hiyoko2.jpg

いきなり完成

ひよこページを参考にしました。

 

100均一のネジ入れ容器に仕込みました。

入力は内径2.1mmのDCジャック。

出力は006Pの電池スナップの端子を

2個つけときました。

 

いまのところ、やや熱くなる程度なので

ヒートシンクなどは無しです。

 

次は電圧可変

 

s_LM317-1.jpg

どちらかというと本命の電圧可変版

LM317Tのデーターシートより。

 

コンデンサを2つつけて

固定抵抗 1つ

可変抵抗 1つ

これで電圧調整できるらしい・・。

電圧の算出方法

 

 s_LM317-2.jpg

 

この式で電圧が決まる

IADJ(R2)は殆ど0で計算してよいらしいので

上の回路をに当てはめると

R2=0の時

1.25(1+0/240)=1.25V

R2=5000の時

1.25(1+5000/240)=27.29V

 

なるほどなるほど・・・

R1,R2の決定

 

s_LM317-3.jpg

手持ちの10KΩの可変抵抗、

固定抵抗で386BDの上限電圧値(18V)程度

を作る為に色々計算。

 

R1=660Ωで

1.25(1+10000/660)=18.9V

 

データシート上は386BDの定格は18Vまで

でも、最大値は22Vみたいなので

よしとします。

 

同じケースにいれて完成。

丸形DCジャックは大きいので、

9V版の基板取り付けタイプの方がいいかも。

こちらもヒートシンクなどは無し。

完成外観

 

gaikan.jpg

 容器は50mm×70mm×15mm

未使用時に電池スナップを内部に納めると

ちょうどいいサイズですね。

赤い方が9V

青いのが電圧調整式

計算と定からは

18.9V+3V=21.9V以上のアダプタを

つなげば18.9Vがでるはず。

で、肝心の音は?

 

電池とかなり違います。

・9V版

電池の9Vより音量大&パンチある音

歪みは減っちゃう。

・・・歪み系大好きな場合はイマイチ

・電圧可変

電圧高で、音量大&クリア

電圧低で、音量小&歪み大

 

ギターのVolとアンプのマスターとゲイン

これに加えて電圧調整でかなり多彩な音作りができそう。

案外いいかも?

まとめ

 

電池とは別物?

電圧可変は楽しいかも?

(よいこと)

・音はでっかくなります。

・電圧で歪みがコントロールできそう?

 

(困ったこと)

・歪みが減っちゃいます。

・12Vともなると、大音響で自宅での研究は困難

 

困ったことの2点目が研究継続の課題・・・・

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